小学校の算数よ、帰ってきてくれ
Last Updated on 2025年12月11日 by 管理者 Nikifarm
おはようございます 室温17.2℃
東北地方で大きな揺れがありました、師走時期になんだかそわそわ地球がざわついていますね。
目 次
〜地震予測と年金とAさんの“電動自転車”が示す、数学できない大人たち〜
■ 「1%で地震」→ 大の大人が大パニック
先日の震度6強のあと、気象庁が発表したあの数字。
「今後3日以内に大きな地震が発生する確率は 1%」
「さんすう」的にはこう言っているのと同じ。
「つまり 99%起きません」

小学校で習ったとおり、
100−1=99。
ところが――
大人になると、この “当たり前の計算” ができなくなる。
「1%」を聞いた瞬間に、
- なぜか不安倍増
- 避難袋を引っ張り出す
- 水の買いだめ
- 心はすでにドラマ「大地震・第一章」
小学校の算数、いったいどこへ。
■ 数字ではなく“気分”で判断する大人たち
心理学では「フレーミング効果」。
でも実際はもっと単純。
数字じゃなくて“気分”で判断しているだけ。
- 「1%」→ なんとなく危険
- 「99%」→ なんとなく安心
数字は同じなのに、
脳が勝手にドラマチックに加工してしまう。
■ 近所のAさん(70歳)登場。
昔は足こぎ、今は電動。人間はとにかく“楽”を選ぶ
友人Aさん(70歳)。
テニスでは足がもつれるのに、電動自転車ではまるでプロ。
もともとは昔ながらの サイクリングが趣味で遠くまで自分の足で乗っていた。
電車に自転車を乗せてまで行っていた。(今はいかないだろうな・・・)
だがある日、ふと気づく。
Aさん:「なんか最近、上り坂がつらくなってきたんだよな」
その一言から数日後。
Aさんは最新型のフランス製 フルアシスト・電動サイクル に乗り換えていた。

そして、こう語る。
Aさん:「これな、漕いでる気がしないんだけど、気持ちいいんだよ!」
……いや、それもう 漕いでない ですよね。
電動の加速は99%。
人力は1%くらい。
ここでもまた、数字が迷子になっている。
■ そしてAさんは地震の「1%」に怯える
そんなAさん、昨日また言った。
Aさん:「1%で大地震来るらしいな。今日はサイクリングやめとくわ」
私:「いや、数学的には99%来ませんよ」
Aさん:「でも1%って、なんか来そうだろ?」
もう完全に 感覚>算数 の構図。
そして私は気づく。
- 大地震の1% → 怖い
- 電動サイクルの99%アシスト → 楽しい
人間の意思決定は、
数字の大きさと関係ない。
感情が支配者。
■ 年金でも算数は行方不明になる
年金の話になると、この現象はさらに悪化する。
繰り下げれば42%増える。
ちゃんとしたデータもある。
でも多くの人はこう考える。
「長生きしなかったら損だしな…」
出ました、
“なんか損しそう理論”。
Aさんも言う。
Aさん:「オレは早くもらっとく。未来はわかんねぇし」
私:「いや、毎日アシスト全開なのに?」
Aさん:「まあなー!」
私:「そこは計算しないんですね…」
……どう考えても未来を縮めているのはアシスト全開のほうだ。
■ 人間は、算数ではなく“楽と感情”で動く生き物

そして気づく。
- 地震の1%には怯える
- 電動の99%アシストは受け入れる
- 年金の42%増は無視する
- 小学校の算数は忘れる
- でも“楽”は忘れない
つまり、人間は――
「数学」より「感情」と「楽」を信じる生き物。
これは欠点ではなく、
もう人間の“標準仕様”。
■ 結論
小学校の算数は正しい。
でも、大人の頭はその通りには動かない。
“感情”と“楽したい気持ち”が勝つから。
だから今日も、
1%の大地震におびえながら、最新の電動アシストにまたがって
軽やかに自転車に走らされてるAさんを見て、
人間ってやっぱり面白いなと思う私である。


