私の座右の書**自分のための人生**(№1)
Last Updated on 2026年2月22日 by 管理者 Nikifarm
おはようございます、室温16.1℃。
目 次
私の人生は、すでにこの本に書いてあった
私の座右の書は、
「自分のための人生」 である。
買ったのは1986年。
29歳のときだ。
そこから――
29歳:2回読む
35歳:また読む
39歳:再読
65歳:また読む
そして今年、2026年の暮れ。
また読んだ。
我ながらしつこい。
もうこれは読書というより、
心の定期健康診断である。

読むたびに「うんうん」と言っている不思議
この本を読むと、毎回こう思う。
ああ、わかるわかる。
それ、ずっとそうやって生きてきた。
つまり私は、
この本を読んで人生を変えたのではなく、
すでにこう生きていて、
あとから答え合わせに読んだだけなのだ。
もしかするとこの本は、
「人生の教科書」ではなく、
「私の人生を書いた本」なのかもしれない。
(思い過ごしにもほどがある)
最終ページが履歴書みたいになっている
久しぶりに紙の本を手に取ったら、色あせた紙のにおいがする
最終ページにこう書いてあった。
- 1986年 10月15日 29歳
- 11月10日
- 1992年 1月22日 35歳
- 1996年 2月20日 39歳
- 2022年 8月18日 64歳
- 2026年 の記載はしていない
…もはや読書ログである。

しかも中を開くと、
黄色マーカーや赤マーク
鉛筆の線
謎の丸印と、
まるで
受験生が使い倒した参考書みたいだ。

「この人、相当悩んでたんだな」と、
他人が見たらそう思うだろう。
でも、本人だから自己満足の線だ。
著者はアメリカの偉い博士らしい
著者は
ウィン・W・ダイアー 博士。
アメリカでは有名な自己啓発の人らしいが知らない。
宗派で言えば「ストア派」だとか、
哲学的にはどうとか、
色々あるらしいが――
正直、そんなことはどうでもいい。
私にとっては、
「読んでると安心する」
それだけで十分だ。
昔420円、今1509円
ちなみにこの本、
私が買った当時は 420円。
今、Amazonでは 1509円。
値段は3倍以上。
だが中身は、
1文字も変わっていない。
変わったのは、
本ではなく、
私の老眼だけである。
もう字が小さすぎて読めないので、
今回ついに電子版を買うことにした。
39年かけて、
紙 → 老眼 → 電子。
これもまた人生。
何度読んでも同じ場所に線を引いている
不思議なことに、
毎回、
だいたい同じところに線を引きたがる。
つまり私は39年間、
同じところで悩み、
同じところで納得し、
同じところで安心している。
人間って、
意外と進歩しないものだ。
同窓会に出席すると現実にそれがよくわかる。
この本の正体
この本の正体は、たぶんこうだ。
「新しいことを教えてくれる本」ではない。
「間違ってないよ、と言ってくれる本」。
人生で迷ったときに、
誰かに相談する代わりに、
この本を開いてきただけ。
だから私は何度も読んだのだ。
読むたびに、
こう思う。
ああ、やっぱり俺、
そんなに生き方はズレてなかったなと安心する。

シニアに伝えたいこと
若い人は、
「人生を変える本」を探す。
でもシニアに必要なのは、
「自分の人生を肯定してくれる本」だ。
新しい答えより、
今までの自分に丸をつけて、そっと肩を押してくれる言葉かもしれない。
その意味で、
この本は私には最高のプレゼントだ。
39年間、
何も変わっていない自分に、
何度も安心できる本。
これを私は、80歳でまた読み返すだろうか。
きっとまた最終ページに、
日付を書き記すのだが、それは紙の本がベストかもしれない。
そしてこう言う。
「うんうん、
やっぱり俺、今を生きているんだ。」


