“空いている時間”と“動ける時間”は違う
Last Updated on 2026年5月28日 by 管理者 Nikifarm
おはようございます。室温26℃。朝の血圧(125/86/64)。
若い頃は、「時は金なり」だった。
1分で稼ぎ、1秒で走り、予定を詰め込んだ。
だがシニアになると違う。
時は鐘なり
目 次
■ 「午前2時間」に全力を出す人たち
最近、
テニス仲間向けの予定アプリを作っていて、
ついに核心に気づいた。
シニア世代は、暇なのではない。
むしろ逆だった。
“午前2時間に全力投球している”。
■ テニスは「ただの運動」ではない
若い頃のテニスは、
休みや仕事のあとに行くものだった。
だがシニア世代のテニスは違う。
もう、
その日最大のイベントである。
朝起きる。
血圧を測る。
天気を見る。
着替える。
膝を気にする。
サポーターを巻く。
水筒を準備する。
これでもう、
イベントの小さな遠征隊である。

■ 午前の2時間に人生を凝縮する
そしてコートに立つ。
みんな、
やたら真剣。
2時間しかないからだ。
若い人みたいに、
「また夜やろう」
がない。
だから、
一本のボール。
一本のサーブ。
全部に、
妙な重みがある。
しかも終わると、
「あ〜今日は運動した」
という達成感がすごい。
まだ午前11時半なのに。
終わり時間を気にしだす。
■ その後は“余生タイム”
問題はそこから。
若い人なら、
「午後どうする?」
になる。
しかしシニア世代は違う。
テニス後、
ランチを食べた瞬間、
本日の業務終了。
午後から通院?
無理。
会合?
今日はちょっと。
買い物?
また今度。
もう脳が、
「今日はやり切った」
になっている。
ソファーでテレビをなんとなく観ている。

■ Aさん、午後の予定を拒否
70歳のAさんに、
「午後からウオーキング行きません?」
と聞いた。
すると、
「いやぁ……
今日はテニスだったからなぁ」
と言った。
私は一瞬、
全国大会だったのかと思った。
だが、
ただの市民コートである。
でも本人達にとっては、
その2時間に全力を出している。
だから午後は、
もう“回復時間”。
スポーツ選手みたいである。
■ 実はすごく健康的かもしれない
でも最近、
これがシニアには正しい気もしてきた。
若い頃は、
限界まで予定を詰めた。
だが今は、
無理をしない。
全力を出す時間を決める。
終わったら休む。
人生後半は、
ずっと歩くより、
赤信号と同じで、
“ちゃんと止まる”
ほうが大事なのかもしれない。

■ 気づき
若い頃は、
一日に全力を出した。
今は、
午前中2時間に全力を込める。
でもそのほうが、
案外、毎日を丁寧に生きているのかもしれない。
せめて午後も2時間くらい動けないかと思う。
しかし現実は、
テニス後にスーパーへ寄っただけで、
もう“延長戦”扱いである。


