「あれ、70歳以上は医療保険って要らなかったかも」 と思ってしまった
Last Updated on 2025年12月29日 by 管理者 Nikifarm
おはようございます 昨日のジョグ薬(114/82/103)
目 次
🏥 高額療養費制度を知ったら
◆ 1. テニス仲間Aさん、まさかの2週間入院
先日、テニス仲間のAさん(70歳・足はもつれるがバイクは速い)が、
糖尿病の“教育入院”というものに入りました。
「インスリンの打ち方を習うのと食事療法で、2週間の入院?」

と皆でざわつきましたが、実際の請求額は70歳(2割負担)を聞いてビックリ。
総額 約8万円。(実際の医療費は約40万円~どんな旅行❓)
Aさんは言いました。
「オレ、バイク売る覚悟した…」
ところが、ここで登場するのが 高額療養費制度。
日本の医療保険が本気を出すとどうなるか。
さあ、みていきましょう。
◆ 2. 70歳以上の入院、自己負担は 57,600円で止まる
70〜74歳の多くは年金生活者としては「一般所得区分」になるだろう。
三郷市中央病院ではマイナンバーカードの威力発揮
- 窓口での支払い: その月(1日から末日まで)の入院医療費が57,600円に達した時点で、それ以上の保険適用医療費の窓口負担は原則発生しません(食事代、差額ベッド代、保険外診療などは別途支払いが必要です)。
- 手続き: マイナ保険証を利用していれば、限度額適用認定証の事前の申請は不要で、高額療養費の現物給付(窓口払いが限度額まで)が受けられます。
- 転院・他院受診: もし同月内に他の医療機関での受診分(医科・歯科、入院・外来は別計算)や、同じ世帯の家族の医療費を合算してさらに払い戻しが発生する場合は、三郷市役所から申請書類が届きます。
◆ 70歳以上の“所得区分”は5種類
70歳以上には、次のような所得区分があります:
- 現役並み所得者Ⅲ(年収約1160万円以上)
- 現役並み所得者Ⅱ(年収690万円〜約1160万円)
- 現役並み所得者Ⅰ(年収370万円〜690万円)
- 一般所得者 ← ほとんどの人はココ!(年金暮らし)
限度額: 18,000円/年(8月〜翌7月の1年間での入院以外の自己負担額)
限度額: 57,600円/月(入院月の世帯合算)
① 外来の年間上限(70歳以上だけ守られる制度)
- 対象:外来(通院)、リハビリも含む
- 期間:1年間(8月〜翌7月)
- 上限:18,000円(個人ごと)
ここでは…
✔ 入院した月の外来 → ふつうに “年間外来” として合計される
(外来だからカウントする)
② 1か月の「高額療養費(世帯合算)」
- 対象:外来+入院+薬局の自己負担すべて
- 期間:1か月単位
- 上限:57,600円(一般所得・70歳以上)
この場合は…
✔ 外来と入院を「同じ月に合わせて」計算(1か月に合算)
◆ よくある誤解(とても多い)
❌「入院した月の外来は年間18,000円に入らない」
→ 入ります。外来であればすべて計算に入る。
❌「外来と入院は同じ枠で計算」
→ 別枠で計算される。
◆ 正しい理解(超重要)
【外来年間上限】
外来だけ → 年間で18,000円が限度(70歳以上・個人)
【月間上限(世帯合算)】
入院+外来+薬 → その月で57,600円が限度
つまり、同じ外来費でも…
- 年間合計で18,000円を超えた分 → 払い戻し
- 入院と合算した月で57,600円超え → 払い戻し
「外来は“両方で評価される”」というのがポイントです。
▶ 1か月あたりの自己負担上限 57,600円(入院を含む)

つまりAさん、
8万円の請求が来ても、実際に払うのは 57,600円だけ。
Aさん「残りの約2万円は、みんなが払った保険料で賄うのか…
オレ、みんなに支えられて生きてるな…」
テニスの時より感動してました。
◆ 3. 食事代は別料金。でもその程度
入院中の食事代は高額療養費の対象外。
1食 460円
2週間で 42食
→ 19,320円
ここは美味しくないのに地味にかかりますが、
「だからといって民間医療保険が必要か?」というと、
うーん、微妙にいらなくていい。
◆ 4. ちなみに69歳だったらいくら?
70歳を境に医療費は急に安くなります。
69歳の場合、
高額療養費の式はちょっと難しくて、
80,100円+(医療費−267,000円)×1%
Aさんのケース(医療費30万円)だと
→ 自己負担 約80,430円
つまり
69歳:80,000円超
70歳:57,600円
誕生日ひとつで 2万円以上の差。
日本はなんて高齢者に優しい国なのだろう。
◆ 5. ここで湧く疑問:「えっ、民間の医療保険いる?」
ここからが本題。
多くのシニアが月5,000〜8,000円の医療保険を長年払っています。
でも、今回のAさんの例を見て思ったのです。
「そもそも、いままで民間の保険必要だった?」
だって――
▶ 国の制度だけで
- 1か月の入院費 → 6万円弱で止まる
- 長期入院でも → 毎月同じ上限
- 70歳超えたら → さらに手厚い
- 年金暮らしでも破産しない設計になっている
▶ 民間医療保険は
20年払っても
「入院1日5,000円」みたいな“お小遣い程度”しか戻らない。
Aさんが、ぽつり。
「オレ、いままで保険会社を育ててきただけだった気がする…」
いや、ほんと、そう。

◆ 6. 実際の友人たちも“ほぼ使ってない”
以前、テニス仲間数人に聞いたら
「30年間払っていて1回も使ってない」
という人がゴロゴロ。
そして本当に入院したAさんでさえ
高額療養費で十分まかなえた。
となると――
医療保険の必要性って、かなり薄くない?
と、真剣に思ってしまったわけです。
多くの自治体では
✔ 「高額療養費支給申請書(口座登録)」を1回出すと
✔ 次からは 自動振込 になる
◆ 7. 結論:
高額医療制度が強すぎて、民間保険の出番がない
もちろん、差額ベッド代や食事代はかかります。
でもそれは数万円の話で、
「長期入院で破産」という心配は、日本ではほぼゼロ。
だったら、
固定費削減の意味でも“民間医療保険の見直し”はアリ。
Aさん:「オレ、バイクの任意保険だけ残そうかな」
…いや、それは絶対にリスクが大きいので残してください。
でも、活躍しないことを陰ながら祈ってます。


