源泉放浪記 ~ 私の帰る宿を探して
Last Updated on 2026年3月4日 by 管理者 Nikifarm
おはようございます。今朝の室温16.9℃。
心の湯加減は、ぬるめです。
最近、旅するうちに好みに変化がありました。
以前は――
大きなロビー、おみやげや、いかにも高級。
ガラス張りの大きなラウンジ。
食事にはかならず、何やら長い料理の説明書き。
これ、私にはいらいないな。
食前酒、前菜、椀物、向付、焼物、煮物、
御飯・止椀・香の物、甘味。
料理は見栄えよく、器も素敵。
さらに盛り付けも完璧。
写真も映える。
しかし、私は気づいたのです。
私は今、
料理を味わっているのか。
それとも「流れ」に従っているのか。
まるでベルトコンベアーの人生のように。

バイキングという修行
バイキングは自由の象徴です。
しかし皿を持った瞬間、
人は試されます。
「元を取らねば。」
その瞬間、旅は修行になります。
私はもう、
2時間の修行の旅は卒業したいのです。
私が探しているもの
豪華さではない。
- 部屋で静かに食べられること
- 源泉がちゃんと生きていること
- 湯が毎日ちゃんと入れ替わっていること
- 大浴場がテーマパーク化していないこと
そして何より――
「また来ましたね」
と、言ってくれそうな宿。
そこへ行きたい。

定宿という贅沢
定宿とは、
割引でもポイントでもありません。
「帰る場所がある」という安心感。
家は一つでいい。
でも
帰れる宿は、いくつあってもいい。
- 神奈川~強羅
- 埼玉~秩父
- 栃木~那須湯元、塩原温泉
- 山梨~日の出、石和
- 群馬~磯部温泉、四万、湯桧曽
- 長野~下諏訪
- 福島~湯岐温泉
今年はこのあたりを巡ります。
電車とバスで三時間圏内。
もちろん、低予算で。
派手さより湯の質重視。
贅沢とは、
静けさのことかもしれません。
私の評価基準
私の温泉宿ランキングは単純です。
- また来たいか(これは私の気持ち)
- 湯が生きているか(これは事実)
- 料理が「作業」ではないか(これは私の感覚)
- 日本酒が地元で誇りを持っているか(これは蔵を観て決める)
- 宿に物語があるか(建物の柱で判断)
点数ではありません。
私の体温、体感で測ります。
放浪は修行ではない
このブログでは、
判断のための写真を掲載し、
泊まった後の正直な感想も書きます。
当たりもあれば、
「まあ…勉強になりました」という夜もあるでしょう。
それも両方含めて、
源泉放浪記。
私は観光客ではありません。
「帰る宿」を探す「審査員長」、
湯の巡礼者に変身します。
……と、かっこよく言いましたが
実際は
- ぬる湯に30分浸かり
- 日本酒で10分赤くなり
- 21時には布団
非常に健康的な湯の巡礼審査員長です。

さて
最初の一湯はどこになるか。
風呂が呼ぶのか。
私が呼ばれているのか。
今年は少し、
おちょこの湯飲みに従ってみます。


