制度に頼らない現実の高齢者社会~Oさんは後見人がいらない人だった~
Last Updated on 2026年3月27日 by 管理者 Nikifarm
おはようございます、室温19.1℃。朝一血圧(119/86/75)。
目 次
■ Oさん、今日も元気
Oさん70歳。
ややお腹はぽっこり、毎月の通院は健康管理替わり。
テニスでは――
「ナイスショット!」の直後に自分の足につまずき転ぶ。
これはいつものこと。
問題はそこじゃない。
最近――
話がちょっとおかしい。

■ ちょっとした違和感
奥さん
「昨日のこと覚えてる?」
Oさん
「昨日?テニス行っただろ」
👉 行ってない
奥さん
「一日中家でテレビ見ていたでしょ」
Oさん
「いやいや、行ったって」
👉 自信満々で間違える
これが一番やっかい。
■ お金の話になるともっと危ない
Oさん
「この前、10万円下ろしたよな?」
奥さん
「下ろしてないよ」
Oさん
「いや絶対下ろしたって!」
👉 通帳を見る
記録なし。
👉 それでも本人は納得しない
■ ここが“ケガ”との違い
転ぶのは笑える、保険も入る。
でも
お金と記憶がズレると笑えない。
ここから先は
ケガではなく“生活の問題”になる。
■ それでもOさんは大丈夫
なぜか?
奥さんがいるから。
■ 家庭内の最終決裁者
年金:Oさん名義
通帳:奥さん管理
Oさん
「通帳のカードどこだっけ?」
奥さん
「知らなくていいの」
👉 この一言が日本最強
■ ある日の事件
Oさん、電話中。
「はい!それならお願いします!」
奥さん
「誰と話してるの?」
Oさん
「健康にいい機械だって!」
👉 出た
“月々9,800円で健康になる機械”
■ 即ストップ
奥さんが電話を替わり
「いりません」
ガチャ。
👉 強制終了、試合終了

■ ここが重要
もし奥さんがいなかったら?
Oさんは契約している。
そして
毎月9,800円が引き落とされる。
社会の魔の手は止められない。
■ 少しずつ起きること
- 通帳が動かせない
(銀行で話が通じない) - カードの暗証番号が分からない
Oさん
「いつもの番号だよ」
奥さん
「その“いつもの”が分からないの」
👉 本人だけが分かっているつもり
■ そして決定的な場面
病院で、
医師
「手術の同意書をお願いします」
Oさん
「うーん……まあいいんじゃない?」
👉 判断があいまい
👉 サインができない
👉 誰も決められない
■ はい、ここで止まる
- お金が動かない
- 契約が整理できない
- 医療の判断ができない
👉 人生フリーズしていた
■ だから結論
Oさんに後見人は――必要だけど
現実はいりません。
なぜなら
すでに強力な“奥さん後見人”がいるから。
(しかも無料で、24時間監視付き)

■ では誰が後見人が必要か
ここからが本題。
Oさんじゃない人。
■ 一人になった瞬間
- おひとりさま
- 高齢夫婦のみ
- 近くに頼れる人なし
こうなると――
判断ミスを止める、相談する人が誰もいない。
そうなる前に、「任意後見人」を相談して備えておくことが重要。
■ 後見制度の正体
後見制度とは
“奥さんの代わり”をする制度
Oさんの奥さんがいない人のための制度。
■ 最後に
Oさん、本日――
同じ健康機器から再び電話。
奥さん
「だから、いらないって言ってるでしょ!」
Oさん
「いや、今回は本物だと思う」
👉 毎回“今回こそ本物”と思う70歳
少しだけ危ないが――
まだ、奥さんに言い返す元気は少しある。


