イオンから詐欺まがいの電話で不安になり、最後は3万円得した事件【私の事件簿】
Last Updated on 2026年4月9日 by 管理者 Nikifarm
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目 次
■ 【極秘ミッション】イオンからの謎の着信と、幻の男「三木幸彦」
昨日から、私のスマホが鳴りやまない。
相手は「イオンフィナンシャルサービス」を名乗る謎の組織。
恐る恐る電話に出ると、エージェントはなんとロボットが言い放った。
「三木幸彦さんですか?」
……誰だそれは。
二木(にき)と三木(みき)。
幸と之。
ニアピンだが、決定的に違うな。
しかも、肝心な用件は一切語らず、二択だ。
- 口座に振りこめ
- コンビニの振込用紙を送る
なんのお金か?いくら送るのか?それもわからず。
仕方ないので、折り返してみた。
すると、冷たい自動音声が響くのみ。
「ただいま大変混み合っております」
……嘘だ。
詐欺ならすぐにつながるだろう。
ということは、新種の詐欺なのか?
それとも、裏でランチのラーメンをすすっているに違いない。
チャーシュー麺大盛りだ。
「呼んだのはそっちだろう!」という怒りとともに、
私の脳裏に「新種詐欺」の二文字が点滅し始めた。

■ 司令部(イオン)へ直接乗り込む
電話でらちが明かないなら、直接乗り込むまで。
長年の公務員生活で培った危機管理能力と調査スキルがうごく。
私は最前線である、吉川美南駅前のイオンの窓口へと向かった。
私~「かくかくしかじか、謎の着信があるのだが」
窓口~「ここはイオン銀行(別動隊)なので、クレジットの詳細は分かりません」
私~「(見事な縦割り行政…おそれいる!)」
窓口~「ですが、カードがあれば強行突破(照会)できます」
その場で、銀行独自の端末による徹底調査が始まった。
息を呑んで結果を待つ私。
詐欺か、不正利用か、それとも――
■ 拍子抜けの真実と、AIへのクレーム
数分後、窓口担当者は端末で調査し終えると、極めて平坦な声で告げた。
「4月分、残高不足ですね」
……ズコーッ!!
平和か!
詐欺じゃなくてただの私のミスか!
というか、それなら最初の電話で
「口座にお金足りないよ」
と言ってくれ!!
さらに「三木」の謎も解けた。
AIが私の声を拾い、勝手にポンコツ変換していたのだという。
おいAIよ、時代は進化しても「二」と「三」のおれの声の区別もつかないのか。
この小さなズレが、善良な市民にどれほどのサスペンスを与えたことか。
でも、考えてみたら元々はおれの発音が悪いのかもしれない。

■ マネーロンダリングと危険手当
とはいえ、このままでは世間に
「残高不足」
という失態がバレてしまう。
それだけは絶対に阻止せねばならない。
帰り道、私は秘密裏に動いた。
セブン銀行のATMに潜入し、無人のATMから、20万円を無言で引き出す。
そのままイオン銀行のATMへ侵入し、17万円を迅速に入金。
これでマネロンのミッション・コンプリート。
これで当分の口座の平穏は保たれた。
手元に残ったのは、現金3万円。
これは、ただ右から左へお金を移動させただけである。
総資産は1円も増えも減りもしていないが。
しかし、私は財布ににやにやしながら3万円をねじ込みながら、こうつぶやいた。
「この3万円は、今回の極秘調査の危険手当(私の手間賃)だな」
なぜか、猛烈に得した気分になった。
やっぱり、電子マネーより紙幣の方が価値が違う。

■ 本日の教訓
「不安は、AIのポンコツ誤変換から生まれる」
でも結果的に、
3万円のお小遣い(錯覚)をゲットした最高の一日だった。
足りなかったのは残高か、それともAIか――いや、たぶん“愛(AI)”だった。


