中華料理店に学ぶ、年金にも必要な“現実感”
Last Updated on 2026年1月28日 by 管理者 Nikifarm
おはようございます、室温16.3℃、昨日のジョグ薬(90/67/99)。
目 次
■ 中華料理店の値段が、また一段のぼった
いつもの中華料理店。
いつもの定食。
値段は――
800円、850円、そして 900円。

昨年のこの上がり方、見覚えがある。
そう、階段である。
おそらく、来年あたり、いや年内かも
「本日よりランチ1000円です」
と貼り紙があっても、
私はきっと黙って座る。
驚きよりも、
「来たか…」
という納得が勝つ。
■ 約6%アップ? でも、それは“数字のマジック”
850円から900円。
ざっくり計算すると 約6%アップ。
数字だけ見ると、
「インフレ率と同じですね」
と言いたくなる。
でも、ここで一つ引っかかる。
世の中の物価は、
そんなに行儀よく上がるだろうか。
■ 野菜の値段は、もっと気まぐれだ
白菜は日によって違う。
豚肉も違う。
油も、ガスも、電気も違う。
本当なら、
807円になったり、
873円になったり、
918円になったりしてもおかしくない。
それなのに、
料理の値段はいつも
人間にやさしいキリのいい数字にしてくれてる。
850円。
900円。
1000円(予告)。
これはインフレ率ではない。
覚悟を決めた値段だ。
■ 商売は、需要と供給という名の空気読み
店は考える。
これ以上上げたら客が減る。
でも上げないと続かない。
そのギリギリを探って、
えいやっと決める。
需要と供給。
自由社会の基本原理。
ここまでは、
とても健全だ。

■ ここからが本題。年金の話になる
さて。
ここで、ふと思う。
年金も
「物価スライド」
すると言われている。
ならば――
約6%くらい、上がっていなければおかしくない。
15万円なら、15万9000円。
中華料理は上がった。
米も上がった。
電気代も上がった。
ガソリンも上がった。
なのに、
年金だけが
1.9%up
である。
「まあまあ、落ち着いて」
という顔をしている。
■ まだもらっていない。でも、切実だ
私は、まだ年金を受給していない。
政治家だってしない繰り下げだ。
だから「当事者ではない」と言われるかもしれない。
でも、切実だ。
なぜなら、
これは2年後の自分の話だからだ。
このままいくと、
年金は
「上がらないもの」
として固定され、
世間の波だけが
どんどん先へ上昇して行く。
■ 世間から、置いていかれていないか
中華料理店は、
需要と供給を見て、
勇気を出して値上げした。
年金は、
制度の中で、
ずっと立ち止まっている。
実際は
誰が何をみて決めているのかよく分からない。
自由市場は現実的で、
制度は慎重すぎる。
その間にいるのが、
私たち年金暮らしのシニアだ。

■ それでも、希望はどこにあるか
中華料理店は、
値上げしながらも、
ちゃんと客の顔を見ている。
上げすぎれば来なくなる、どうしよう。
下げすぎれば続かない、どうしよう。
つまり、
現実を見ながら調整している。
本当は、
年金も同じでいいはずだ。
キリのいい数字でなくていい。
大きな改革でなくていい。
世間の波をちゃんと見て、
少しずつでも
ついてくる仕組みになればいい。
900円の定食を食べながら、
私は思った。
値上げに耐える力だけが、
老後の条件ではない。
制度のほうも、
少しだけ歩み寄ればいい。
せめて、
中華料理店くらいアップしてくれると、
これからも年金でランチが食える。
インフレだろうと、値段が上がろうと、全部が上がれば誰も文句はない。


