人生リセットして生きると、こんなに楽しいことはない
Last Updated on 2026年2月25日 by 管理者 Nikifarm
おはようございます、室温18.4℃。昨日のジョグ薬(124/90/88)。
目 次
■ 公職の肩書きを捨てた日
私は元・公務員です。
部下は大勢いました。
会議室もありました。
決裁権もありました。
でも今はありません。
あるのは、
長靴と、
帽子と、
誰かが聞いてくれる独り言。
名刺は捨てましたが、
腰の痛みだけは捨てきれませんでした。

■ 畑に出たら、私は「指示待ち人間」
畑に出て最初に気づいたのは、
誰も指示をくれない。
現役時代は、
「次はこれでいきましょう」
「では朝会しましょう」
と朝の不祥事から伝えていました。
畑では、
私が何もしないと、
何も起きない。
それどころか、
- 種をまく時期がズレる
- 水をやりすぎる
- 肥料を“念のため多め”で逆効果
全部、やりすぎ公務員病。
畑に「根拠を出せ」と言っても、
何も説明してくれません。
ただ黙って枯れます。
これが一番私にはこたえます。
■ 遺言を学びながら、自分を埋葬している
一方で、机に戻れば遺言・相続の勉強。
毎日出てくるのは、
- 争う争族の家族
- もめる兄弟
- 消える預金
- そして「言った言わない」
正直に言います。
遺言の世界は、
ロマンはゼロです。
あるのは愛ではなく、
- 形式。
- 印鑑。
- 日付。
- 署名。
- 最後は書類
夢より六法全書。
感情より法定様式。
でも、これが現実。

■ 愛があっても、泥沼になる
よく聞きます。
「うちは仲がいいからもめない、大丈夫」
「うちは財産少ないから関係ない」
そのセリフ、
相続トラブル現場のあるある、テンプレ第一位です。
人は、
生きているうちは優しく、
死んだ瞬間に法廷で本気を出します。
だから私は言います。
愛は大事。
でも、愛だけでは人生は足りない。
泥沼を防ぐなら、六法全書必須アイテム。
■ 本音のボランティアという名のエゴ
私はよく、
「地域のために」
「人の役に立ちたい」
と言っていますが、
本音を言えば、
自分の老後が一番心配。
だから、
- 他人の悩みを自分事として考え
- 制度を調べ
- 失敗例を知りつくす
全部、将来の自分の予習のためです。
つまりこれは、
「誠実なエゴイズム」
人助けしながら、
いちばん得しているのは自分です。
でも、それでいいと思っています。
きれいごとだけの善人より、
計算ずくの親切のほうが長続きします。
■ 過去の自分を埋葬して、今日も生きている
かつての私は、
肩書きに守られ、
組織に守られ
経験にすがり、
「まあ何とかなるだろう」と思っていました。
でも今は違います。
そんなこと畑では通用しない。
民法の法律では初心者。
体力は落ち、
記憶力も怪しい。
それでもなぜか、
今がいちばん楽しい。

■ 怪しい老人を見かけたら
もし、あなたが道端で、
ドロまみれで、
民法全書をぶつぶつ読みながら、
「遺言は自筆で…日付印鑑大切…あ、雑草!」
とか言っている怪しい老人を見かけたら、
それが私です。
絶対に110番通報しないでください。
ただの、
過去の自分を埋葬して、再起動した初老です。
泥と法律にまみれながら、今日も私は自分の老後のために、
人の相談に乗っています。
人生という名の長い道。
最良の再就職先は、 結局のところ、
「自分自身」という分からない山奥の、
永遠の開拓地なのかもしれません。


