玉ねぎの保存方法を調べていたら、AIでは拾えない知恵があった
Last Updated on 2026年5月21日 by 管理者 Nikifarm
おはようございます。
埼玉県秩父市の新木鉱泉に温泉旅行♨️へ来ています。
朝4時の温泉は独り占め。
目 次
灰と訛りとAI
今朝、
畑の灰を見ながら思い出していた。
昔の人の話は、
なぜあんなに短かったのか。
しかも、
だいたい訛っている。
聞き返すと、
さらに難しくチンプンカンプンである。
「え?」
「んだんだ」
余計に分からない。
しかし不思議と、
長年やっている人ほど、
説明が短い。

■ 灰は、ただの灰ではなかった
昔の人は、
灰を捨てなかった。
- 玉ねぎ
- にんにく
- しょうが
- にんじん
保存するとき、
灰を使った。
灰はアルカリ性なのは知っていた。
カビや菌が増えにくくなる。
つまり、
野菜を守る壁だった。
しかし昔の人は、
そんな理屈を言わない。
「灰さ入れとけ」
それだけ。
短い。
短すぎる。
しかしその一言の中に、
何百年もの失敗と経験が入っているのだ。
■ 野菜の敵は、見えない
畑では、
虫や鳥ばかり目立つ。
しかし保存になると、
本当の野菜の敵はカビである。
静かに広がる。
気づくと、
隣の野菜までやられている。
しかも、野菜の区別はしない、どの野菜でも菌はOK。
玉ねぎも、
一個腐ると連鎖する。
まるで自治会の噂話みたいである。
しかもカビは、
目立たないが、触るとふにゃっとしてしまう。
人間も、
本当に厄介な問題ほど、
静かに進む気がする。
しかも、怖いことに一気に進むのだ。

■ しかし菌は、敵でもあり味方でもある
ここが自然の面白いところだ。
保存では灰で菌を抑える。
しかし土では、
糸状菌が活躍する。
枯葉を分解し、腐葉土となり、
土を作る。
味噌も、醤油も、納豆も、漬物も。
全部、菌が作っている。
灰で菌を抑えながら、 別の場所では菌に食べ物を作らせていた。
同じ人間が、同じ台所で、両方やっていた。
つまり、
菌を全部消せばいいわけではない。
付き合い方が大事なのである。
これは人間関係にも少し似ている。
- 近すぎると疲れる
- 遠すぎると寂しい
- ほどほどが難しい
Aさんも、
テニス後の距離感だけは妙に上手い。
試合中は近い。
会費や決め事になると急に遠い。
なかなか自然循環型である。
■ 昔の知恵は、口伝えだった
しかし問題は、
その知恵が残っていないことだ。
なぜなら、
本に書かれていない。
- 畑で語られた
- 縁側で聞いた
- 酒席で教わった
しかも、
訛っているので余計難しい。
「んだば灰まぶしとげ」
もはや外国語である。
しかし、
その意味を理解すると、
実は理にかなっている。
つまり昔の知恵は、
論文ではなく、
なにげない“暮らしの会話”の中に隠れていた。

■ AIには、一番難しいのかもしれない
最近、
AIは何でも答える。
便利である。
だが、
本当に難しいのは、
こういう知識かもしれない。
なぜなら、
ネットに残っていない、世間のごくわずかで語られるだけ。
しかも、
地方の訛りときている。
短いし、説明不足。
主語もない。
「こうすっと持づ」
これで終わる。
AIも困ると思う。
「何が?」
「どれが?」
「なぜ?」
質問だらけである。
しかし、
そこに本物の生活の知恵がある。
長く暮らした人ほど、
説明しない。
体と経験で覚えているからだ。
いわゆる
塩梅(あんばい)
である。
■ だから面白い
私は最近、
これからの時代は、
AIに新しい知識を教えるだけではない。
消えそうな昔の知恵を、
AIに残していく時代なのかもしれない。
訛りのまま。
畑言葉のまま。
「灰さ入れとげ」
そういう言葉を、
AIが未来へ伝える。
なんだか不思議である。
最新技術の中に、
昔の爺ちゃんの声が残る。
それは案外、
悪くない未来かもしれない。

■ 気づき
本当に大事な知恵ほど、難しい言葉では語られてない。
短い訛りの一言の中に、人が生き抜いた歴史が隠れているのかもしれない。
そんな言葉を見つけて、AIに教えてあげたい。
未来の君のために。


