市役所窓口で震えた手、行政書士が見た「公文書」のデッドライン(私の事件簿)
Last Updated on 2026年3月13日 by 管理者 Nikifarm
おはようございます、室温17.8℃。健歩薬(119/87/83)。
今年も、一安心、ひとりで確定申告も、家族の高額医療費の還付申請も無事終了しました。
いざ出発
昨日は孫の「子ども医療費支給申請」のため、意気揚々と市役所へ足を運びました。
実は私、こういう行政手続きの申請書を出すのが、三度の飯より……は言い過ぎですが、
なんだかワクワクしてしまう性分なのです。
しかし、そこで待ち受けていたのは、
行政書士としての私の常識を根底から揺るがす「事件」でした。
役所の伝統芸(?)「制度のたらい回し」に物申す
事の発端は、数ヶ月前に遡る孫の入院費。
30万円を超える支払いに、まずは市役所へ相談しました。
市側は
「保険組合の附加給付が出るはず。3ヶ月待ってから差額を請求して」
と言う。
しかし、待てど暮らせど音沙汰なし。
保険組合に聞けば
「附加給付は出ません。市に直接請求をしてください」
と返される始末。
昨日、その旨を窓口で伝えても
「いや、2つ制度があるのでもう一度組合に確認を……」
との一点張り。
知らない市民はここで食い下がるはそうはさせない。
「いやいや、組合が出ないと言っているのだから、
市から直接電話で確認してくださいよ!」
ようやく上司らしき職員が動いて確認したらしく、事実が判明しました。
この
「市民に確認作業を丸投げする」
保険組合と行政の連携の希薄さ。

いずれにしても、税金や保険代を支払っているのは我々市民です。
現在はマイナンバーカードという強力なインフラがありながら、
なぜ自動化できないのか。
行政書士として、この「アナログな壁」には溜息を禁じ得ません。
「公文書偽造」の文字が頭をよぎる瞬間
さて、本題はここからです。
申請に行ったのは、世帯の異なる祖父である私。
当然、代理申請のプロとして準備は万端です。
- 委任状(作成済み)
- 身分証明書(マイナンバーカード持参)
ところが、窓口の対応は驚くほど「フリーパス」でした。
- 身分確認なし。(詐欺師かもよ)
- 委任状の提出も求められない。
それどころか、私の質問に担当者はニコニコしながらこう言ったのです。
「(申請書の氏名欄は)保険証の保護者(息子)の名前で書いてくださいね〜」
一瞬、心臓が跳ねました。
「え? (私は祖父・・・心の声)息子の名前で? 自署しろと?」
頭の中では「公文書偽造」の五文字がネオンサインのようにチカチカと点滅します。
行政書士として、他人の名前を勝手に書かせるなど、
本来は「絶対にやらせてはいけない行為」です。
しかし、担当者はカフェで注文を待つかのような穏やかな笑顔。
私は知らないふりをして、内心
「ひえぇ〜」
と叫びながら、
震える手で(笑)息子の名前を3枚の書類に書き込みました。

「チョー便利」の裏にある哲学
窓口を見渡せば、職員の方々はどこか余裕の表情。
「行政書士としてはアウトだが、市民としてはチョー便利で気楽な役所だな……」
そんな心の声が漏れそうになります。
本来、厳格であるべき手続きがここまで簡略化されているのは、
ある種の「性善説」に基づいた運用なのでしょう。
「税金や保険料を払っている市民が、困った時に少しでも楽にお金を受け取れるように」
という、現場なりの配慮(あるいは究極の合理化)なのかもしれません。
これでは、判断能力が亡くなった老人でも誰かが代書することはいとも簡単にできそうです。
まあ、それで困ることなくて、日本丸が〇く収まってるのが現実なんだろうな。
最後に
ひやひやした申請劇でしたが、
窓口を後にすると、空は見事なまでの青空。

「制度は不完全でも、社会は動いているのかもしれません、
そして、動いた者だけがその恩恵に預かれる」
そんな教訓を胸に、帰路につきました。
行政のデジタル化、そして組合とのスムーズな連携。
これらAIシステムが進めば、震える手でペンを握る
「ひやひやするNiki行政書士」もいなくなるはずなのですが。


